[仙台]暑い日に、涼みにいきたい、ブックカフェ5選

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こんにちは、制作スタッフのRです。
ノースリーブのワンピースが、肌にはりつくような暑さですね。
夏が始まりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

私、夏が始まると、無性に本が読みたくなるんです。

紙の本が読みたい。たくさん読みたい。
できれば湿気を吸った古本の匂いを、誰にも邪魔されずに嗅いでいたい。
あわよくば、美味しいコーヒーとカレーライスのあるところがいい。
ほどよく空調がきいていれば、完璧。

そうだ、きもちのいい、ブックカフェを探そう!

ということで、仙台のブックカフェを巡ってきました。

みなさんにおすすめしたい場所ばかりです。
ぜひ、足を運んでみてくださいね。


暑い日に、涼みにいきたい、ブックカフェ5選

1.本の惑星、魅惑のカレー
火星の庭
[カセイノニワ]

2.「本と珈琲とインクの匂い」
Café青山文庫
[カフェ アオヤマブンコ]

3.お気に入りの一冊を探す旅
書本&cafe magellan
[ショホン アンド カフェ マゼラン]

4.知的好奇心を満たすブックキュレーション
book + café BOOOK
[ブックカフェ ブーク]

5.心地いいセンスの、フレンチブックカフェ
beauty books & coffee Cy

[ビューティーブックスアンドコーヒーサイ]


1. 火星の庭[カセイノニワ]

本の惑星、魅惑のカレー

勾当台公園を過ぎて、錦町公園から徒歩5分ほど。
定禅寺通りの端っこにある、仙台初のブックカフェ「火星の庭」です。

お店の前にある、真鍮のアートを目印に向かいましょう。

アート、文学、絵本などを中心に、本がずらりと並べられています。

古本はもちろん、 国内外のZINE(ジン)もありました。

ZINEとは、自主制作の出版物のこと。
プロ・アマ問わず、それぞれの趣味を詰め込んだ、ハイセンスなブックカルチャーです

たくさん本があって、どれを読もうか悩みましたが……、

お供に選んだ本は、
“International Typography Almanac 1991” 出版:Robundo

国際タイポグラフィー様式。白地に黒の、分厚いコーヒーテーブルブックです。
会社のロゴなどが掲載された、コーポレートアイデンティティーの作品集。
グリッドシステムを使った、ブックデザインそのものも素敵でした。

広めのカフェブースには、地元のブックカフェ好きが集まっていました。

常連さんや、SNSなどで「火星の庭」を知った方など。
多くのお客さんで賑わっていました。

お腹が空いていたので、
評判の火星の庭オリジナル「セイロンカリー」を注文。

待っている間、店内にはスパイスのいい香りが。
本を読みながら料理を待つのは、とても贅沢だなあと思いました。

セイロンカリー、とっても美味しかったです。

ひよこ豆、レンティ豆と、麦ご飯。噛むたびにコリコリして、面白い食感でした。
辛そうかなと思ったのですが、まろやかで食べやすかったです。
中にヨーグルトが入っているのでしょうか?

香辛料の効いたカレーを食べながら、
インドや中東へ、旅をしたいなと思いました。

サリーを着てヘナタトゥーをして、毎日チキンティカマサラとチーズナンを食べるんだ。
もしくは、かっこいいヒジャブも着たいし、朝ごはんは毎日シャクシュカを食べたい。

……食べることばっかりですね!

他にも、旅をしたくなるようなメニューがたくさんありました。

本を読みながら、異国の料理も楽しめる。
「火星の庭」へ、行ってみてはいかがでしょうか?

火星の庭[カセイノニワ]
Address: 〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町1−14−30
Phone: 022-716-5335
Open: 11:00-19:00
Close: 火・水曜 定休日
URL: http://www.kaseinoniwa.com/


2. Café 青山文庫[カフェ アオヤマブンコ]

「本と珈琲とインクの匂い」

仙台駅から徒歩数分。アーケード横の、雑居ビル5階。

大学生やOLさんなど、ミレニアル世代に人気のブックカフェです。

レトロモチーフの店内は、文学作品で出てくる古書店のような雰囲気。
各テーブルやカウンターにも本があり、料理を待つ間にも読書を楽しめます。

タピオカミルクティー(パフェ?)を注文しました。
流行っていますね、タピオカ。復刻メニューだそうです。

ちなみに、アイスの下にある黒いつぶは、オレオクッキーでした。

おどろきです。

お供の本は、
「十代に共感する奴はみんな嘘つき」
著:最果タヒ

大好きな詩人の文庫本です。

「感情はサブカル。現象はエンタメ。」の冒頭から始まる生の言葉を、
タピオカをずるずる吸い上げるように、読み尽くしました。

Café青山文庫では面白いドリンクメニューの他に、ガレットも人気です。

大きなお皿に盛られた焼きたてのガレット。

サクサクと香ばしい音と、焼いたチーズの香りに、食欲をそそられますよ!

Café青山文庫[カフェ アオヤマブンコ]
Address: 〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央2丁目1-27 ever‐i中央ビル5F
Phone: 022-209-5115
Open: 11:00-24:00
URL: http://green-coffee-farm.com/aoyamabunko/


3. 書本 & cafe magellan[ショホン アンド カフェ マゼラン]

お気に入りの一冊を探す旅

仙台メディアテークの近くから、晩翠通りを北四番町方面へ進んでいきます。
「古本とコーヒーあります」と書かれた看板が見えて来ます。

こぢんまりした、こういう本屋は総じてアタリ。

と、私の第六感が告げています。

はたして! どんな本が! 待っているのでしょうか!

雨が降っていたので、外の本に雫が垂れないように傘をしまい、湿ったカバンを拭って、中へ入ります。

「いらっしゃいませ」と、オーナーさんの落ち着いたバリトンの声がしました。

カウンターには、真っ赤なドレスを着たアーティストさん。

ポストカードを眺めながら、仙台のアートシーンについて話していました。

そうです、そうです。
こういうブックカフェを求めて、徘徊していたんです。

文化に携わるひとが、のびのびと、あるがままにくつろげる場所。

落ち着きます。大好きです。
こういう場所が、もっともっと増えればいいのになあ。

お供の本は、
“Walker Evans: Walker Evans at work” 出版社:Harper & Row
「cocoon」著:今日マチ子

アメリカ人の写真家・フォトジャーナリスト、ウォーカー・エヴァンスの写真集と、ひめゆり学徒隊の青春を題材にした漫画です。

「マームとジプシー」という劇団で、2013年に舞台化もされました。

濃い目のなめらかなコーヒーと一緒に、写真と物語をいただきます。

本の山から、自分だけのお宝を見つけに、探索してみてはいかがでしょうか!

書本 & cafe magellan[ショホン アンド カフェ マゼラン]
Address: 〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町7−34
Phone: 022-224-7560
Open: 月-金 10:00-20:00 土・日 10:00-19:00
Close: 火曜 定休日
URL: http://magellan.shop-pro.jp/


4. book + café BOOOK[ブックカフェ ブーク]

知的好奇心を満たすブックキュレーション

仙台市地下鉄東西線、八木山動物公園駅行き。青葉山駅で下車します。

東北大学青葉山キャンパス内の大通りをまっすぐ下っていくと、右手に「ブックカフェ ブーク」が見えてきます。

祝日は、縮小営業とのことです。残念ですが、カフェは閉まっていました。

ですが普段は、学生の集まる明るい憩いの場だそうです。
今日は、ゆっくり本を読む学生や教授、地元の方などがくつろいでいました。

外からの、光が気持ちいい店内。

開放的なガラスの壁から、店内に光がやわらかく反射していました。
本棚の間からも光がこぼれて、木陰の中にいるみたいです。

静かで、気持ちがよかったです。

お供の本は、
「なぜ脳はアートがわかるのか ―現代美術史から学ぶ脳科学入門」
著:エリック・R・カンデル、翻訳:高橋洋

「プロ直伝 伝わるデータ・ビジュアル術 ―Excelだけでは作れないデータ可視化レシピ」
著:共同著者、出版:技術評論社

現代アートを美しいと感じているとき、脳では何が起こっているのか。

脳科学と関連分野から美的体験を考察する本と、ビッグデータを可視化するときに役に立つ、サービスがまとめてある本です。

データの集合体って本当に綺麗ですよね。
大量の情報が集まって、大きなひとかたまりになると、
意思を持った万華鏡みたいで、眺めるだけで眼福です。

データ・ビジュアル術は、買おうと思っていた本でした。
タイトルを忘れて買いそびれていたので、運がよかったです。

この本の近くには、

photoshopやillustratorなどグラフィックデザインの関連書籍や、

pythonなどの入門書などもありました。

ひとつの分野から、次の分野へ。

関連書籍が手に取りやすいように、本が並べられていました。
一冊読み終わったら、次の本へ。気になったら隣の本棚へ。

知的好奇心が刺激されるブックカフェで、未履修の分野を開拓するのも面白いですね。

book + café BOOOK[ブックカフェ ブーク]
Address: 〒980 -8579 仙台市青葉区荒巻字青葉 6-6
Phone: 022-261-6856
Open: 月-金 10:00-20:30/ 土 11:00-19:00/ 日・祝 11:00-17:00
Close: 学事により不定休
URL: https://www.tohoku.u-coop.or.jp/boook/


5. beauty books & coffee Cy
[ビューティーブックスアンドコーヒーサイ]

心地いいセンスの、フレンチブックカフェ

大町西公園近くの住宅街にある、ビューティーブックス アンド コーヒー サイ。
地下鉄で向かう場合は、東西線の大町西公園駅で下車します。

公園を背にして大通りを渡り、住宅街へ向かいましょう。

明るい話し声が聞こえる店内。

常連さんも、一見さんも、代わるがわる顔を覗かせます。

ファッション、アート、デザイン、トラベル。
みなさん、楽しいおしゃべりが止まりません!

質のいい輸入雑貨や洋書などが、置かれていました。

眺めるだけでも楽しめる、アートギャラリーのようなカフェです。

口のあいた、円柱のグラスが繊細。
縁をくるくる、指でなぞりたい。

紙に出力されただけのメニューが素敵。
ぺっ、と貼られた付箋がかわいい。

手触りのいい木のテーブルに、
ターコイズの絵の具がついているのが綺麗。

飾らないのにセンスがいいって、心地がいい。

オレ・グラッセを頼みました。

グラスを回して下の甘いミルクと混ぜると、ふんわりキャラメルの香りがしてきます。

とてもおいしいです。少しずつ飲んで、飲み終わるのがもったいない。

ずっと飲んでいたいです。

毎日、一杯づつ、飲みたいなあ。

2階にはギャラリースペースがあるそうです。
ジュエリーデザイナーさんたちの展示が7月末から始まっているそうです。

気取らないセンスのよさに、目も心もハッピーになれるブックカフェでした!
ギャラリーにも合わせて、ぜひ足を運んでみてくださいね。

beauty books & coffee Cy[ビューティーブックスアンドコーヒーサイ]
Address: 〒980-0804 宮城県仙台市青葉区大町2-9-22 1F
Phone: 022-281-9434
Open: 12:00-22:00
Close: 不定休
URL: http://cy-bookstore.blogspot.com/


暑い日でも、出かけたくなるかも。

仙台市にある「暑い日に、涼みにいきたい、ブックカフェ5選」のご紹介でした。
本やカフェが好き!という方はもちろん、夏の日を楽しみたい方にもおすすめです。
この機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

R
UNi de Gran(ユニ・デ・グラン)の仙台制作スタッフです。